口腔内スキャナー（IOS）って何？｜大阪市北区の天神橋筋六丁目駅すぐ - 医療法人あかり歯科

こんにちは、天神橋筋六丁目にある歯科医院の『あかり歯科』の歯科医師・山野弘二です。

今回は、当院にある口腔内スキャナーについてブログを書かせていただきます。

 

口腔内スキャナー（以下IOS）は、英語で「Intraoral Scanner」と言われて、略してIOSと呼ばれます。IOSは、小型のカメラを使用してお口の中の状態を読み取り、パソコン上に3D画像として取り込む機械です。

IOSを歯科治療に導入することは患者様にとってメリット多く、特にセラミック治療とインプラント治療とアライナー型矯正装置において治療の精度の向上や患者様の負担軽減に役立ちます。

 

IOSを使用するメリットは

• 歯の型取りのための患者様の負担(嘔吐反射など)を軽減する
• 正確な歯の型取りが行える
• より精密な詰め物やかぶせ物の作製が可能になる
• より正確なインプラント治療が行える

などです。

歯の型取りのための患者様の負担(嘔吐反射など)を軽減するということについて。

従来であれば型取り用のトレーに盛った、ドロっとした粘土のような型取りの材料をお口の中に入れる必要がありました。これは、患者様にとっては不快であったり、嘔吐反射が起きやすい方であれば辛い治療工程でした。しかし、IOSを使用することによってドロっとした印象材を使用せずに、短時間で型取りができるため負担軽減になります。

正確な型取りが行える理由としては、従来であれば型取りの材料の歪み、石膏模型を作製時の歪みなどがありましたが、IOSによってその工程がなくなるために、歪みが生じる機会が減り、正確な型取りが出来るようになりました。

そして、より精密な詰め物や被せ物を作製することが可能となりました。

何より、インプラント治療のサージカルガイドの作製や、インプラントの最終的な被せ物の型取りにも使用できます。

インプラントの型取りは従来であれば型取りの手順は患者様も負担の大きい作業でした。

しかし、IOSを使用すると、最終的な被せ物の精度が正確になり、さらには患者様への型取りの負担も軽減します。

 

また、当院ではセレックシステムを導入により症例によっては、型取りを行なってその当日に歯を作製することも可能となりました。ご興味のある方はお気軽にご相談ください。